ソフトバンク近藤健介が初のMVP 今季4年ぶりリーグV、球団では20年柳田悠岐以来の受賞【NPBアワーズ】
◆NPBアワーズ2024 supported by リポビタン D(26日、東京都内) ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が自身初の最優秀選手(MVP)賞に選出された。球団からの選出は2020年の柳田悠岐外野手(36)以来4年ぶりで17人目、通算25度目の名誉となった。 ■4位までソフトバンク勢が独占、2位との得点差は?【投票結果一覧】 近藤は「プロに入ってまさかこういう賞をいただけるとは本当に始めたころは思ってなかったので、本当に光栄に思いますし、もっともっと精進してて自分の技術を磨きたい。初めてアワーズに出席したのが2018年なんですけど、その時にMVPの方を見ていつか取りたいな思っていた。時間はかかってしまいましたけど、うれしく思う」と喜びを口にした。 日本ハムからソフトバンク移籍2年目の今季は129試合で打率3割1分4厘、19本塁打、72打点をマーク。初の首位打者に輝き、2年連続となる最高出塁率にも輝いた。強力打線の中軸を担ってけん引し、球団としては4年ぶりで、小久保裕紀監督就任1年目でのリーグ優勝に大きく貢献した。 9月16日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で二盗を仕掛けた際に右足首を捻挫し、ポストシーズンでは痛みを抱えながらプレーした近藤。練習は再開しており、来季に向けて始動している。「本当に最後、終わり方が、シーズンもけがして個人的には終わってしまいましたし、日本一なれずに終わってしまった。こういう賞をいただいてうれしい1年にはなってますけど、個人的には、悔しい部分も多い。来年以降もそれを晴らせるように」。自主トレは鹿児島県徳之島でスタートさせる予定で、リーグ連覇と今季逃した日本一に向けて着々と準備を進めていく。