【レスリング】グレコ77キロ級代表の日下尚、力の源はうどんだけじゃない?高松市で壮行会
「うどん」だけじゃない!? パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級代表の日下尚(23=三恵海運)が25日、出身地の高松市が東京都内に構える事務所で応援イベントに臨んだ。 これまで「うどん県」としてPRする香川県出身らしく、うどん愛を常に口にし続けてきたが、この日は地元からの応援動画で祖父母がぶどう農園を営んでいることが伝えられた、「田舎ならではで、一族で助け合いながらやってる感じです」と幼少期から手伝ってきたという。 畑の作業では中腰も多く、「足腰鍛えられる。じいちゃん、ばあちゃんの方が足腰が強いかもしれないです」と笑顔。持ち味はうどんばりの「コシ(腰)」の強さを生かした組み手の押す強さだが、「今まで『うどんパワー』って言ってきましたが、『ぶどうパワー』もありますね、これは」と力強かった。 昨秋の世界選手権3位、今年4月のアジア選手権優勝など躍進し、パリ五輪は第1シードになる見込み。この日は香川県出身の女優、大里菜桜から花束も贈られた。金メダル候補として期待されるなか、「メダルを取れなかったら、パリの永住権取って、向こうに住み着こうかなと思ってます」と冗談交じりに覚悟を示した。