愛憎入り交じる救世主の物語、観客を魅了 劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」浜松公演 静岡は13日から
劇団四季ミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター」(エルサレム・バージョン)の浜松公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が11日、浜松市中央区のアクトシティ浜松で開かれた。公演は今後、静岡、沼津の両市でも行う。 9月に静岡ロングラン公演を終えた「キャッツ」と同じくアンドリュー・ロイドウェバー作曲のロックオペラで、舞台は古代ローマ帝国ユダヤ属州。キリスト教の聖典である四福音書に記された救世主イエス(ジーザス・クライスト)の受難物語を元に、神の子と称された青年「ジーザス」が十字架刑に処されるまでの最後の七日間を描く。 浜松公演では満員の来場者約1400人を前に、エルサレムの荒野を模したステージ上で繰り広げるジーザスと弟子の「イスカリオテのユダ」、ジーザスを愛する女「マグダラのマリア」の3人を中心とした愛憎入り交じる物語を、「スーパースター」などの名曲とともに届けた。幕が下りると、来場者は立ち上がり大きな拍手で応えた。 静岡公演は13~15日に静岡市民文化会館で、沼津公演は17日に沼津市民文化センターでそれぞれ開く。問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(008)110>へ。
静岡新聞社