5人のパパ&幼稚園の先生・つるの剛士にお悩み相談!「子どもと触れ合う時間が少なくて心配」長さより密度重視の子育て
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【写真を見る】"つるの剛士"「クイズヘキサゴン」で大ブレーク後、5人のパパ&幼稚園の先生になった現在の姿
Q. パパの仕事が忙しく帰宅時間も遅いので、子どもと触れ合う時間が極端に少なくて心配です
不在でも、存在感が漂っていればOK! 父親と過ごす時間が少ないことが、子どもにとってどんな影響があるのかということですかね。前にお話しをした通り、僕も4人目の子どもが生まれるときに“育休”を取るまでは、仕事が本当に忙しくて、家にも「寝に帰るだけ」の生活だったので、子育てのほとんどは奥さん任せでしたし、子どもとべったり長時間過ごす時間がありませんでした。 でも、みんな“いい子”に育っていますし(笑)、僕との関係もすこぶる良好。これは、うちの奥さんが「パパはお仕事がんばってくれている」という父親の存在感や感謝の気持ちを大切にしてくれて、常に子どもたちに伝えてくれていたことが大きいと思っています。ママにすごく感謝してます。 ただ僕も、子どもが起きている時間に帰宅できた時には一緒にお風呂に入って、たわいもないおしゃべりをしたり、寝かしつけの時に絵本を読みながら今日一日の話を聞いたりして、ほんの数分でも子どもと向き合う時間は大切にしていました。 父は忙しかったけど、不思議にも楽しい思い出がたくさんある 僕の父親は銀行員で、休日は日曜だけ。平日は帰宅時間が遅く、晩ご飯を一緒に食べるなんてこともほとんどありませんでした。でも、幼少期のことを思い返すと、不思議なくらい父との楽しい時間や思い出がたくさんあるんです。 休みの日にカメラを持って一緒に出かけたなあとか、車に乗って食べに連れて行ってもらったラーメンがすごくおいしかったとか、シーンとして思い起こせるものから「そういえばあの時、こんなこと言ってくれたっけ」という記憶まで、キリがありません。それは、父が限られた時間のなかで目一杯遊んでくれて、“濃い時間”を過ごしてくれたからだと思うんです。