アロンソ「F1に魔法はない」ニューウェイだけではアストンマーティンの現状は解決できないと危機感
フェルナンド・アロンソは、今シーズンのF1で苦戦するアストンマーティンがエイドリアン・ニューウェイに頼って再び正しい軌道に乗せることはできないと主張している。 ●【2024F1第16戦イタリアGP】決勝レース・全セッションの結果 ■アストンマーティン、ニューウェイ獲得を発表か? シルバーストンに拠点を置くチームが今週、レッドブルを去る技術責任者のニューウェイ獲得に成功したことを公表するだろうというのが、今や業界関係者たちの間で広く予想されている。しかし、アロンソは日曜日にモンツァで「それはまだ噂に過ぎない」と語った。 ■マシンは危機的 2度の世界チャンピオンである43歳のアロンソは、2024年のアストンマーティンの現在のパフォーマンスに対して警戒感を抱いていると、多くのスペイン人記者に伝えたばかりだ。 「我々は忍耐強くなる必要があり、大きな目標は2026年であることを理解しなければならないんだ。チームとして、我々はトップ4チームの戦いには参加していないことを受け入れなければならない。彼らは僕たちよりはるかに先行しているからこそ、トップチームなんだ」 「でも、ウィリアムズ、ハース、アルファタウリ(RB)の後ろにいるなんてね?その場合、我々はレベルを上げなければならない。改善が必要だ」 ■イタリアGPは僕のベストレース イタリアGPについて説明する中で、アロンソはチェッカーフラッグを受けたときに16位か17位になるだろうと予想していたが、最終的には「おそらく2024年のベストレース」と述べ、11位でフィニッシュした。 「明日には、『アロンソのモンツァ2024』を覚えているのは僕だけだろうね。僕たちの車はタイヤを消耗し、コーナーで滑り、グリップがない。強みはほとんどないんだ。反応や行動を見てみよう。いつも同じクルマというわけではないからね」 ■F1に魔法はない 2025年から65歳のニューウェイが加入するという噂がますます強まる中、アロンソはF1に魔法の解決策はないと警告し、こう答えた。 「物事を修正するのは一人の仕事ではないと思う。それよりも、今僕たちが持っているもの、我々が生み出しているもの、何が正しい方向に進んでいるのか、何が間違った方向に進んでいるのかを理解し、2025年に向けてより良い準備をすることが重要だと思う」とアロンソは結論付けた。