食文化醸成と消費者とのつながりを ヤンマーが新プロジェクト
ヤンマー(本社・大阪市北区)は11日、食の恵みをより身近に感じてもらうサービスを提供する「YANMAR Premium Marche(ヤンマープレミアムマルシェ)」プロジェクトを始動したと発表し、本社で会見を行った。同社は「取り組みを通して、食と自然と人とをつなぎ、食の恵みで新しい豊かさを実現していきたいと考えています」としている。 【動画と拡大写真】奥山清行さん ガンダムみたいなトラクターは社長専用車
おいしく食べたい消費者とおいしく食べてもらいたい生産者つなぐ
同社は、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱に農業機械や漁船などのメーカーとして2012年に創業100周年を迎えた。それを契機に「人と自然のより豊かな未来」「-A SUSTAINABLE FUTURE-」の実現を目指し、生産者と消費者をつなぐ青空市場や社員食堂の一般開放などを行ってきた。 今回発表したプロジェクト「プレミアムマルシェ」では、いくつかのサービスを準備。同社グループで生産した野菜や果物を使ったドレッシングソースやワインなどを販売するサイトの立ち上げや、本社ビルの社員食堂の一般開放時にこだわりの食材を使ったメニューの提供。月2回、土・日曜に本社1階で特選素材を販売する青空市場の実施や、来年1月に大阪市北区茶屋町に同社グループの直営のグリル料理中心のレストランをオープンすることを発表した。 同社の三木依子社長室企画グループ課長は「単に事業として収益を得ることではありません」と話す。また「おいしく食べたい消費者と今以上においしく食べてもらいたい生産者をつないでいくこと。ヤンマーらしさ、独自のノウハウやネットワークで消費者の期待を超える食を提供していく。新しい食体験を通じて今までにないライフスタイルや食文化を提案していきます」と話していた。