AI活用「被爆証言応答装置」製作進む 被爆証言の収録に小中高生が参加 来年8月までに完成めざす
広島ニュースTSS
広島市が製作を進めるAIを活用して被爆体験を伝える装置について、市は、被爆証言の収録などを始めました。 広島市は来年の被爆80年に向けて、AIを活用して被爆者と疑似的な会話ができる「被爆証言応答装置」の製作を進めています。 5日、原爆資料館では、被爆者・山本定男さんの被爆証言の収録が行われ、山本さんは14歳の時、爆心地から2.5キロの場所で被爆。 被爆直後の様子や平和への思いなどを証言しました。 また、収録には小中高生13人が参加し、山本さんの被爆体験を聞いて若い世代への思いなどを質問。 質問に対する山本さんの答えも収録されました。 市は、被爆体験証言者5人の協力を得て、来年8月までに装置の完成を目指します。 【参加した中学生】 「未来に向けて私たちがどういう行動をしていくべきかを軸に(質問を)考えています」 【山本定男さん】 「世界の関心が非常に高まったと思います。こういう時こそ被爆の実態を知ってもらう絶好のチャンスですから」
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