「ゴルフが好きで好きでしょうがない」好きすぎて独学で学んだ先にプロテスト1発合格 高校時代にはゴルフ部でもないのにジュニアゴルフ県No.1に 重永将慶さん(23)「山口県ゴルフ盛り上げのキーパーソンに」
難関と言われるゴルフのプロテストに今年、1発合格を果たした男性がいます。 しかも、有名コーチに教わるなどではなく、独学で練習を重ねてきました。努力の原動力はどこにあるのか、取材しました。 【写真を見る】「ゴルフが好きで好きでしょうがない」好きすぎて独学で学んだ先にプロテスト1発合格 高校時代にはゴルフ部でもないのにジュニアゴルフ県No.1に 重永将慶さん(23)「山口県ゴルフ盛り上げのキーパーソンに」 山口県宇部市に住む重永将慶さん、23歳。 山口県内に20人ほどしかいないプロゴルファーの1人です。 男子ゴルフのプロテストは、プレ予選・1次・2次・最終といくつもの壁があります。 毎年全国から集まったゴルファー数百人が挑戦しますが、そのうちプロになれるのはたった50人ほどという難関です。 そんなプロテストに重永さんは今年初めて挑み、見事合格しました。 重永将慶さん 「みんな1年に1回しかないので、そこにかけてきてるので、自分は初めてですけど、3回目4回目5回目っていう人もいるので、雰囲気としては本当張り詰めた、ほかの試合とは違う緊張感がありますね」 ゴルフ好きなお父さんの影響で、3歳からゴルフを始めた重永さん。 一般的にプロを目指す人は、ゴルフ部が有名な学校に入ってコーチなどに教えてもらいます。 重永さんは普通科の進学校に入学し、独学でゴルフの練習を続けました。 高校では足腰を鍛えようと陸上部に入り、学校の勉強に部活にゴルフの練習と、まさに寝る暇もない日々を過ごしたそうです。 重永さん 「やっぱりゴルフがずっと好きで。好きで好きでしょうがない、追いかけてるって感じで。どっちも苦しかったら続かなかったと思うんですけど、ゴルフをするために勉強も頑張るっていう感じで。ちゃんと学校行きながらでもゴルフできるっていうのを伝えたいっていうのもあって」 高校3年生の時にはゴルフ部の選手らを抑え、県のジュニアゴルフ選手権で優勝を果たしました。 「ゴルフをしたくても、できない時間があったからこそ、大好きなゴルフができる今に感謝できる。それが自分の強みだ」と話す重永さん。大学に入ってから本格的にプロを目指し始め、1日3時間ほど球を打ち、動画を撮って自分のフォームを確認。 ただひたすらに自分自身と向き合い、技を磨いてきました。 そして今年、初挑戦にしてプロの称号をつかみ取ったのです。 重永さん 「まだまだ半人前というか、半人前にもなれてるか分からないですけど、一歩踏み出すスタートラインに立てたって感じですね。この厳しい世界の中で生き残って、最終的には、今ジュニアの人口がすごい減ってて、次の世代が生まれにくい感じになってるんですけど、そこがもっともっと盛り上がって、山口県も盛り上がってっていう、1つのキーパーソンになれたらいいなと思ってます」
支えてくれる人や、大好きなゴルフをできていることへの感謝の気持ちが原動力。次のステージに向かって、重永さんの挑戦は続きます。
テレビ山口
【関連記事】
- 妻涙の訴え「夫が死ぬほど暴行を受けることをしたのでしょうか」ウインカー出さず右折→注意されて口論になり死亡させた男に厳罰求める
- 「電気代が…」テレビをつけ料理の母親に立腹・38Lの灯油をまいて放火した男 最後の引き金は息子に言われた「じゃあ死ねば」
- “金庫2つ、1億円ある家”盗みに入る5人組「人がいたら縛っちゃおう」→日本刀で返り討ちに 「報酬100万円タタキ(隠語で強盗)の仕事」“闇バイト”で集まった男たち “ルフィ”指示役とみられる関東の連続強盗に関与のメンバーか?裁判取材メモから事件を読み解く
- 難病でも「地域で暮らす」選択肢知ってほしい 自立して生活する女性の思い「自らが望む生活」実現には周囲の理解と協力が不可欠
- 「驚きという感情は、すぐに救おうと変わった」仲よし中学生3人がとっさの判断 夜の海に入り女性を助け出す