おしゃれ度MAX お手ごろエアプランツの魅力
気軽に植物を暮らしに取り込もうと、室内で植物を育てたいという園芸ファンが多くなりました。『趣味の園芸』で連載中の「インドア栽培 AtoZ」では、熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが、さまざまな植物を室内で育てるためのテクニックを紹介。5月号掲載・第2回のテーマは、インドアグリーンで人気の高いエアプランツ。代表的な種類は、100円ショップでもそろえることができます。生き生きと元気に育てておしゃれな飾り方も、マスターしちゃいましょう。内容を一部抜粋してお届け。 みんなのエアプランツの写真
安価で入手しておしゃれに飾ろう!
エアプランツは、100円ショップで入手できる観葉植物のなかでも定番の人気植物。大きな店舗なら、丈夫で育てやすい10種類程度が100~300円で入手できます。 エアプランツはブロメリア科(パイナップル科)ティランジア属の植物で、中南米が主な原産地です。用土に植えなくても育つ植物という意味で、エアプランツの名で流通しています。 葉の形が個性的で、種類や育て方によって、葉の長さや太さが異なり、まっすぐ伸びるものやカールするものなどがあります。コンパクトにまとまった株姿はかわいらしく、オブジェ感覚で楽しめるのが、人気の理由。
おしゃれに飾るには、株を上向きにしてコルク板や流木の上に置いたり、ワイヤーで吊るしたり。環境を整えれば、葉が生き生きと伸びて、種類ごとの個性も際立ちます。液体肥料を定期的に施していれば、1年後には大きく育ち、存在感もアップします。
エアプランツの魅力は、用土に植えなくても、ココチップや流木などの上に置くだけで育てられること。でも、ほったらかしは禁物。甘やかし気味に世話をすると、元気いっぱいに育ちます。5月号で詳しく紹介しています。 杉山拓巳(すぎやま・たくみ) 熱帯植物栽培家 愛知県で熱帯植物の生産を行う。ビカクシダをはじめ、ティランジアやアンスリウム、ホヤなどに造詣が深く、育種も手がける。SNSで栽培に関する情報を発信中。著書に『観葉植物 パーフェクトブック』『12か月栽培ナビNEO ビカクシダ』(NHK出版)など。 ●『趣味の園芸』2024年5月号 連載「インドア栽培 AtoZ」より