『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』20周年。キッズたちを中心に大ブームとなったカードバトルゲーム。トレカをスキャンしてコーディネートするのが画期的だった【今日は何の日?】
“ラブベリ”の愛称でおなじみだった人気作 2004年(平成16年)10月30日は、アーケード用『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』がリリースされた日。本日で登場から20周年を迎えたことになる。 【記事の画像(11枚)を見る】 『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』は、セガから発売されたトレーディングカードゲーム。ゲームセンターやショッピングセンターなどの施設で稼動していた作品で、当時は女児たちを中心に爆発的な人気を博していた。愛称は『ラブベリ』。 ちょうど同じころ男児向けの『甲虫王者ムシキング』もブームになっていたので、なかには筆者のように2作品セットで覚えている人も多いのでは? 本作が20周年を迎えるにあたり、藤田ニコルさんがディレクションするアパレルブランド“CALNAMUR(カルナムール)”をはじめ、“初音ミク”、“サンリオキャラクターズ”など、さまざまなコラボレーションが発表されて話題となった。そのニュースで『ラブベリ』を思い出したという人も多かったはずだ。 本作の主人公となるのは、オシャレまほう学園に通うオシャレが大好きな“ラブ”と“ベリー”のふたり。どちらか好きなほうを選んでプレイできた。 ラブ(左)とベリー(右)。 ストリートコートやシーサイドステージなどのステージに合わせたコーディネートをする着せ替えパートと、楽曲のリズムに合わせてボタンを押しながらライバルとダンスバトルをするリズムゲームパートが存在。その総合得点を競っていく。 ゲームをプレイすると1回につき1枚の“オシャレまほうカード”が排出される。これをコレクションするのも当時のキッズたちには熱かったんじゃないかな。カードには髪型、服、靴など描かれていて、どれも非常にカワイイ。これらをどう組み合わせていくか頭を悩ませたはず。おそらく多くのユーザーがカードファイルに収納して使っていたことだろう。 コーディネートの際には筐体に設置されたスキャナーでカードをスキャンする必要があるのだが、制限時間があるので焦ってスキャンをミスりがち。まずは“マジカルタイムプラス”を使って時間を延長させるという手もあったようだ。 ラッキーカラーなんて要素もあり、それも考慮しつつステージにピッタリなカードをスキャンすると画面の中で選んだ主人公が着替えをしてくれる。ファッションの組み合わせによって“オシャレパワー”が増減し、多ければ多いほどダンスのときの“いけてるど”が増えて有利になる。 ダンスバトルでは、タイミングよくボタンを押していく。楽曲はボーカル入りのオリジナルソングで、主人公たちがキラキラとダンスを披露。小さいころならプレイしながらいっしょに歌ったり踊ったりしたかもしれない。 2006年11月22日には、本作の移植版としてニンテンドーDS用『オシャレ魔女 ラブ and ベリー ~DSコレクション~』が発売。カードリーダーが付属していて、アーケード版のオシャレまほうカードをそのまま読み込むことができた。 発売後間もなくだったと思うが、出荷本数100万本突破のリリースが出ていたので、アーケード版同様に大人気だった模様。コミカライズ版が登場したり、アニメーション映画化もされているので当時の『ラブベリ』ブームがどれほどのものだったかは想像できるはず。 前述の通り、現在『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』では多数のコラボレーションを実施している。アパレル、コラボカフェ、グッズ、その他もろもろ多数あるのでぜひとも公式サイトをチェックしてみてほしい。 ※写真はニンテンドーDS用『オシャレ魔女 ラブ and ベリー ~DSコレクション~』のものです。