【シリーズ「衆参ダブル選 候補者を追う」】(4)衆院岩手3区 世代交代か政権交代の実現か
(小沢一郎氏と支持者) 「同級生も元気だったか」 公示の翌日、出身地の奥州市に立憲民主党の前職、小沢一郎氏の姿がありました。 お国入りの第一声で政治家としての集大成に向けて意気込みを語ります。 (小沢一郎氏) 「なんとしても私のこの政治生活の中でもう一度、3度目の政権交代を実現してそして次の世代に譲りたい」 自らが関わった1993年の細川護熙政権、2009年の民主党政権に続く非自民政権誕生へ。 そして、小選挙区の議席を奪還するため、公示から3日後の土曜日と日曜日、2日間にわたって選挙区入りしました。 前半戦で3度も地元を遊説するのは異例なことです。 (支持者は) 「今回はもうばっちり大丈夫かなと思ってますぜひ比例じゃなくて選挙区から出てほしい」 街頭演説を行ったそれぞれの場所で支持者と小まめに握手をして支持を訴えます。 「ありがたいねこうして荒れた所に来てくれた」 20日には参院補選の党公認候補と達増拓也岩手県知事が駆けつけました。 知事自身、小沢氏の応援のマイクを握るのは就任以来今回が初めてです。 (達増知事) 「与野党を通じ世直しをしていくためには小沢一郎さんが必要ということが今見えてきているのではないでしょうか」 (小沢一郎氏) 「今回の選挙ね本当に大変です前回も皆さんも大変厳しい批判を浴びました。最後までご支援賜わりますよう心から重ねてお願いしてごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いします」 逆風の与党に対して、悲願の政権交代の実現と選挙区議席の奪還へ陣営は気を引き締めています。 旧岩手4区時代から数えて5度目となる因縁の対決。 求められているのは世代交代か政権交代の実現か。 投開票の行われる27日に有権者の審判が下ります。
IBC岩手放送