大学生18歳の息子に「クレジットカードを持ちたい」と言われました。成人とはいえ学生なのに持たせて大丈夫?
18歳の成人になると、子どもは自分でクレジットカードを作成できるようになります。しかし、親としてはまだ学生の子どもにクレジットカードを持たせることへ不安を感じる方もいるでしょう。 子どもにクレジットカードを持たせるときは、ルール決めなど子どもがカードをしっかり管理できるようサポートすることが大切です。今回は、クレジットカードを子どもへ持たせるときのポイントについてご紹介します。
18歳になったらひとりでもクレジットカードは作れる
クレジットカードは成人していればひとりで作成できます。そのため、学生に区分される大学生も作成可能です。未成年の間に親の同意なしにカードを作成できない理由は、クレジットカードの作成が法律行為である契約に該当するためです。 政府広報オンラインによると、未成年の場合、法律行為は保護者の同意なしにはできません。しかし、成人すると保護者の同意は不要になるため、子どもだけでもクレジットカードの作成ができます。 ただし、同意が不要であっても、クレジットカード会社によっては保護者への確認が必要なケースもあるため、事前にチェックしておきましょう。 子どもがクレジットカードを作りたいと言って不安なときは、親がクレジットカードの作成を一緒にすることも方法のひとつです。カードの作成に反対して子どもが知らない間にクレジットカードを作るよりは、カードを使うときに大事なポイントなどを伝えられるため、カードの使用に対するさまざまなリスクを軽減できます。
子どもにクレジットカードを持たせるときのポイント
初めて子どもにクレジットカードを持たせるとなると、不安がある方もいるでしょう。 カードを使いすぎないようにするため、あらかじめルールを決めておくことがおすすめです。ただし、もう成人しているのであまり細かすぎるルールではなく、あくまで子どもが自分の意思で判断できるように、ある程度のルールを決めておくことがポイントです。 ◆アルバイトをさせ自分の収入の範囲で使わせる クレジットカードに使用する口座は、子どもがアルバイトで稼いだお金が入る口座にしておきましょう。自分で稼いだ範囲内でカードを使用することで、金銭感覚を身に付け使い過ぎを防ぎます。 子どもが使いすぎているときは金銭援助をするのではなく、節約するように伝えることも大切です。子どものためにとお金が足りないときに援助をしてしまうと、クレジットカードでアルバイトの収入以上にお金を使用する可能性があります。 ◆使用したときのレシートや領収書は保管する クレジットカードを利用したときのレシートや領収書は、必ず保管するように伝えましょう。クレジットカードはあとで支払った金額を口座から引かれるため、気づかないうちに口座の残高不足になるケースも少なくありません。 ネットショッピングのときも同様で、いくら支払ったかをほかのレシートなどと合わせてメモしておきましょう。分割払いを選択したときは、手数料も考慮する必要があります。 さらに、口座から引き落とされる日も把握しておきましょう。引き落とし日が複数あるときは、日付ごとに金額をまとめておくことも大切です。引き落とし日に口座内にお金がない状態は避けましょう。