秋晴れの下で園遊会、北口榛花さんら1400人出席…皇后さま「スケートボードを滑ったことがあるんです」
天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が30日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、各界の功労者ら1446人が出席した。両陛下は秋晴れの下、約1時間半にわたって会場を歩き、パリ五輪の金メダリストらとにこやかに言葉を交わされた。 【写真特集】秋の園遊会2024…振袖姿で談笑される、愛子さまと佳子さまのツーショットも!
陸上女子やり投げの北口榛花さん(26)とは、北口さんがパリ五輪決勝でマークした65メートルの記録が話題になった。天皇陛下が「ここからだと?」と後方の池を振り返られると、北口さんは「池は越えられるかなと思います」と応じ、周囲に笑顔が広がった。
陛下は、柔道男子66キロ級の阿部一二三さん(27)に「良かったですね。東京に続いて」と、スケートボード男子ストリートの堀米雄斗さん(25)には、「最後決まって。見事に」などと2人の五輪連覇をねぎらわれた。
皇后さまは「子どもの頃、スケートボードを滑ったことがあるんです」と明かされ、同女子ストリートの吉沢恋(ここ)さん(15)が「一緒に滑れますね」と笑顔で話す場面もあった。
建築家の隈研吾さん(70)は、東日本大震災の被災地・福島県浪江町の街づくりに参加していることを両陛下に説明。皇后さまは「皆さん、大変な思いをなさって」と町民らを気遣い、「良い街ができるといいですね」と願われていた。
両陛下の長女愛子さまや秋篠宮ご夫妻ら、皇族方も出席者と懇談しながら歩かれた。園遊会恒例の焼き鳥などの提供は再開されたが、酒類の提供は見送られた。