福島第一原発2号機で燃料デブリの試験的取り出し完了 茨城の研究施設で事故の詳しい状況など分析へ
FNNプライムオンライン
燃料デブリの試験的取り出し作業が完了しました。 福島第一原発2号機では11月2日、溶け落ちた燃料などが冷えて固まった燃料デブリが、事故後初めて格納容器の外に取り出されました。 東京電力は、取り出した燃料デブリを強い放射線に耐えられるコンテナに入れる作業を行い、午前11時40分に一連の試験的取り出しが完了しました。 福島第一原発の事故後、燃料デブリの取り出しは初めてです。 取り出された燃料デブリは直径5mmほど、重さ3グラム以下とみられています。 今後、茨城県の研究施設に運び、燃料デブリに含まれる物質から事故の詳しい状況などを分析する計画です。
福島テレビ
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