給食ふりかけ持参で生徒と市議会が対立「食べ残しの問題がふりかけに集約されてしまった」「決め方に危機感を持っている」
“ふりかけ持参”は生徒の提案 「残さず食べる」どう教育?
黒田市議は「川西市の小学校給食はほぼ残食ゼロだ。これは何十年も食育を進めてきたから。中学校給食が始まって1年だけで、“白米が残るから”と、ふりかけ持参を認めるより、情報を集めて議論していくことが大事ではないか」と改めて述べた。 これにタレントの田村淳は「生徒自身から“残食があるからふりかけをやってみたい”と提案があり、教育委員会が通したことに意義がある。次を考えるきっかけが生まれたのではないか」と指摘。 「子どもの頃、給食では月に数回ふりかけが出され、みんな楽しみにしていた。白米の楽しみ方を知ったし、子どもの頃はふりかけが好きだったが、大人になると白米だけの味わいもわかるようになった。自分自身で何を食べ、感じたか考える場を作ることが食育につながる」と異論を唱えた。 松丸氏は「食べ方も指導していくべき。おかずを先に全部食べてしまう子がいて、白米だけ残ると食べられないこともある。一緒に食べるか交互に口へ入れるなどを家庭でも学校でも教えないといけない。白米が余ってしまう問題は栄養士たちも考え、よりご飯に合うメニューや味付けを変えてみることも必要だろう」と述べた。 (『ABEMA Prime』より)