内川の2000本安打を支えた「MLBでも首位打者を取れる」右打ち技術
35歳という年齢を考えると、もうメジャー挑戦は不可能だろうが、イチローに続く日本人として2人目の首位打者、そして右打者としては初の首位打者に挑戦する姿を見てみたかったものである。 「いつも通過点と言ってくれるのですが、これだけのカメラがあって、通過点という気持ちになるわけねえだろう、というのが、正直な気持ちです。これを自分の自信にして、個人的に今の数字は物足りないですし、今までの分を取り返すようにがんばりたい」 現在、打率.207の4番打者は、そう言って、一生に一度の記念日を噛み締めていた。 ちなみに1800試合での2000本安打達成は歴代9位のスピード達成(1位は故・川上哲治氏の1646試合)。そして、35歳9か月での達成は、福本豊氏に並ぶ11位タイの年少記録である(1位は故・榎本喜八氏の31歳7か月)。