ウクライナ停戦交渉、西側は現実受け入れる必要 ロシアが主張
[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアのショイグ安全保障会議書記は7日、ウクライナ戦争について、西側諸国はロシアが勝利している現実を受け入れた上で紛争の終結を交渉すべきだと述べた。 同氏は西側諸国がウクライナを利用してロシアに戦略的敗北をもたらそうとしたが、計画は失敗したと発言。 「軍事作戦地域の状況はウクライナ政権に有利ではない。西側諸国は、ウクライナへの資金提供を続けて人口を崩壊させるのか、それとも現実を認識して交渉を開始するのかという選択に直面している」と述べた。 同氏はロシアがウクライナ指導部を外部勢力に支配された「テロリスト」と見ているとも発言した。旧ソ連諸国で構成する地域協力機構「独立国家共同体(CIS)」の安全保障当局者の会合で述べた。 ロシア大統領府のペスコフ報道官は6日、米大統領選で勝利宣言したトランプ前大統領について、ウクライナ戦争を終わらせたいという重要な発言を選挙期間中にしていたが、それが行動につながるかは時間が経てばわかると指摘。米国は非友好的な国で、ウクライナ戦争に「直接・間接的に関与していることを忘れてはならない」と述べた。