全員防災士のアナウンサーが伝える①あの防災拠点には何がある?青森市の新施設を解説!
RAB青森放送
今月5日から始まった県の「あおもり防災ウィーク」に合わせて今週は毎日、全員防災士のRABアナウンサーが総力を挙げて防災についてお伝えします。 1回目の今日は避難所としても活用されるあの新しい施設です。 ★廣瀬絢南アナウンサー 「今年7月にオープンしたカクヒログループスーパーアリーナ。こちらは新たな防災の拠点でもあるのですがどのような防災機能が備えられているのでしょうか」 案内していただいたのは青森市総務部危機管理課 高橋秀太さんです。 避難生活を過ごすのは主にメインアリーナとサブアリーナ。 あわせておよそ2000人身を寄せることができます。 ★廣瀬絢南アナウンサー 「防災備蓄倉庫にやってきました。たくさんの物資が備蓄されているんですね」 ★青森市総務部危機管理課 高橋秀太主査 「はい、こちらが食料とか水ですね。それから青森が今ちょうど寒くなってきましたので避難所で使う石油ストーブのほうも備蓄しています」 ★廣瀬絢南アナウンサー 「大変助かりますね」 他にも毛布や段ボールなどおよそ4000人分の物資が備蓄されています。 ただ避難する私たちも自分用の持ち物を準備しておくことが大切です。 ★青森市総務部危機管理課 高橋秀太主査 「普段食べているものとか使っているものがあるかと思いますので、例えばお薬ですとかそういった自分しか使わないものは忘れないように普段から備えておいてほしいなと思います」 また避難所での大きな問題のひとつがトイレ。 ★廣瀬絢南アナウンサー 「こちら等間隔にずらっと並んでいるマンホールに災害用トイレと書かれてあるんですが、こちらはどうやって使うんですか?」 ★青森市総務部危機管理課 高橋秀太主査 「テントの中にありまして実際のトイレの便座になります」 普段使用している水洗トイレと同じような環境が整えられています。 ★廣瀬絢南アナウンサー 「実際に私も中に入ってみます。このように入口のチャックを閉めるとプライバシーも万全ですね」このマンホールは下水道管につながっていて衛生面も配慮されています。 さらに、イベント広場の前にあるベンチには秘密が…。 ★青森市総務部危機管理課 高橋秀太主査 「実はですねこちらのベンチなんですけれどもこれをあけることができまして」 「かまどになります かまどベンチと言いまして、こちらに火をつけて温めることができるベンチでした」 ★廣瀬絢南アナウンサー 「災害時にも温かい食事を食べることができるんですね」 他にも飲用水や手洗い用に使用できる受水槽なども完備されています。 ★青森市総務部危機管理課 高橋秀太主査 「普段はスポーツなどで使用していただく体育館なんですけれども」 「こういった避難所として使うこともできるということを覚えておいていただけたらなと思います」 青森市にできたカクヒログループスーパーアリーナは市民の安全・安心を担うよりどころの側面も持ち合わせた新しい防災拠点です。