まだ出来たはず…。ビッグクラブで主力のまま引退したスター選手(3)30歳で!? マンU史上最高の7番
今季素晴らしい活躍を披露していたトニ・クロースの引退発表は世界を驚かせた。過去にもサッカー界では全盛期とは言わないまでも、第一線でプレーできる能力がありながらユニフォームを脱ぐ選択をした選手たちがいる。今回はビッグクラブで主力ながら引退した選手を紹介する。
FW:エリック・カントナ(元フランス代表) 生年月日:1966年5月24日 引退年:1997年夏(30歳) 引退時の所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 現役最終年リーグ戦成績:36試合11得点12アシスト “栄光の7番“を背負ったエリック・カントナの現役引退はファンからすると“青天の霹靂”の事態だった。当時の年齢は30歳で、引退を決断した1996/97シーズンはプレミアリーグで11得点12アシストを記録したことからもわかるように、全く衰えていなかった。 オセールでデビューを飾ったカントナはマルセイユやリーズ・ユナイテッドを経て、1992年11月にマンチェスター・ユナイテッドに加入した。当時の指揮官アレックス・ファーガソンは1986年の監督就任以降リーグタイトルを獲ることができていなかったが、自らゴールを決めることも演出できるフランス代表FWが前線に加わったことでチームがパワーアップ。プレミアリーグが発足した1992/93シーズンからの5年間で4度リーグ王者に輝き、そのうちの2回はFAカップとの2冠を達成している。 このことからもわかるようにカントナの存在はマンチェスター・ユナイテッドの中で特別だった。1996/97シーズンからは主将を務めていたスティーブ・ブルースが退団したことで新キャプテンに就任し、誰もが認めるクラブの顔となった。ところが、シーズン終了後に突如として現役引退を発表。そしてユニフォームを脱いでからは驚きの俳優業への転身を果たしたのだった。
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