35歳にしてキャリアハイを更新したマナリノが全豪オープンで意外な好調の理由明かす<SMASH>
現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」では、現地1月19日に男子シングルス3回戦が行なわれ、第20シードのアドリアン・マナリノ(フランス/世界ランク19位)が同16シードのベン・シェルトン(アメリカ/同16位)を7-6(4)、1-6、6-7(2)、6-3、6-4のフルセットで下し、ベスト16進出を決めた。 【動画】シェルトンとのマラソンマッチを制し、安堵の表情を見せるマナリノ 現在35歳のマナリノだが、21歳のシェルトンとの5時間近くに及ぶマラソンマッチを逆転で制し、一昨年のプロ転向から快進撃を続ける気鋭の若手に待ったをかけた形だ。 オンコートインタビューで試合の感想を求められたマナリノは、「最後はもう何も考えていなかったよ。自分でもどんな感じだったのかわからないんだ」と壮絶な戦いを振り返りつつ、「とにかくボールを(相手コートに)打ち込むことだけを意識した」と語った。 また、キャリア終盤に差し掛かりながらも調子を上げている理由について問われると、「テキーラ(メキシコの酒)を飲み始めたからかな」とまさかの秘訣を披露し、会場を沸かせた。 ただ、マナリノにとってこれはジョークというわけでもないようで、「(テキーラは)考え過ぎないようにするために役立つんだ。時には頭をクリアにして、過去のことを考えるのをやめて、ただ前進することが必要なんだ」と、合理的な理由があることを明かしている。 プロ20年目を迎えたマナリノは、直近10年間の多くをランキング50位前後で推移させていたが、好調だった昨シーズンには3つのタイトルを獲得。今月15日に更新されたランキングでは、キャリアハイとなる19位をマークしている。 構成●スマッシュ編集部
【関連記事】
- ロシアでのエキジビション出場を批判されたマナリノが真っ向反論!「政治に興味はない。自分の仕事をしたまでだ」<SMASH>
- 「ここに来て、面と向かって言ってみろ!」全豪OP2回戦でジョコビッチが観客の“罵声”に激怒!キリオスは「彼をやっつけてあげる」とジョークも<SMASH>
- ケガから復帰のラドゥカヌ、全豪オープン2回戦敗退もプレーに手応え!「身体の状態にとても満足している」<SMASH>
- 大坂なおみ、全豪敗退で「とても失望している」が、「負けた後にモヤモヤしている時間はない」とポジティブ<SMASH>
- 全豪OPの新ルール、観客の移動緩和に選手から苦情続出!「史上最悪の大会だ!」「混乱して気が散る」<SMASH>