【自閉症の息子を持つ記者レポート】能登半島地震~行き場のない障がい者たち~
愛知県内20近くの福祉事業所から50人以上の介護職員を派遣し、早番、遅番、夜勤の3交代で輪島から来た人たちを支援。 輪島の法人理事長は「環境の障がいのダメージを少なくするために家族と一緒に避難することが、障がい者にとって安心安全な場所になる」と安堵の思い。さらに愛知の福祉協会に対して「やっぱり仲間は仲間を呼んで仲間が助け合う。今すごく信頼できる仲間ができたと思う」と語った。
今や、いつ、どこで巨大地震が起こるかわからない地震大国の日本。万が一、被災したとき、愛知の福祉協会の副会長らは「私たちが何ができるかという提案型でいかないとだめだ」、さらに「明日は我が身で今困っている人がそこにいたら自分でできることを提供しよう」、「お互いさまの精神、それが福祉の源流」だと語る。
いつやってくるのかわからない南海トラフ巨大地震。その時、息子と一緒にいたら、一番に心落ちつける場所へ手を引いて連れて行きたい。だからこそ、すぐにでもその場所を探しておきたい。