開園以来変わらぬ日本最大級のサル山 昭和感満載・大阪で創業60年の遊園地
昔から変わらない雰囲気が魅力
このほかにも、海辺でゆったりと見物できる「イルカショー」も名物で、近年では人気バラエティ番組でも取り上げられるなど、かなり人気の様子だ。 和歌山市から家族連れで来ていた男性(36)に話を聞くと「サル山とか、ここは昔から変わらない雰囲気が魅力の一つですね。あと生き物とあんなにふれあえる場所がそんなにないから、結局はここへ来るんですよ。5歳の子供も『どこ行きたい』と聞いたら『みさき公園』って言いますから」 取材中も、少し年配の方からは「昔と変わらんな」という声が多数聞かれた。60周年ということは親子3代できている人も多いことだろう。 先の男性は続ける。「あと、動物を堪能したら、乗り物も子供にはちょうどいいじゃないですか」。あっ、そうだ、まだ遊園地のことを書いていない。見渡せば、なにか昭和のおもしろさ漂う魅力的な乗り物が多そうだ。次回、後編では遊園地の様子を伝える。 ■みさき公園 大阪府岬町にある。運営は南海電気鉄道。1957年4月1日に開業し、遊園地のほか動物園、水族館などもある。海を間近に見ながら楽しめるイルカショーも人気。60周年を機に「みさき公園動物サポーター」の募集をクラウドファンディングで実施。集まった資金は動物のエサ代など運営費用の一部に充て、サポーターには特典に応じて特典を用意するなど、常に様々な施策を行っている。