【DeNA】東克樹がハマスタ10連勝 最多記録は巨人の元エースが記録した11連勝
◆JERA セ・リーグ DeNA2―1中日(17日・横浜) 歴史に名を刻んだ。DeNA・東克樹投手(28)が7回2/3を6安打1失点と好投。23年5月18日の広島戦から続いている本拠地・横浜スタジアムでの連勝を10に伸ばし遠藤一彦の球団記録に並んだ。球団では斉藤明夫に並ぶ開幕投手からの4連勝で、チームの連敗を3でストップ。お立ち台で「絶対自分で連敗を止めてやるという強い気持ちでマウンド上がった。個人の記録もかかっていたので絶対に勝ちたかった」と胸を張った。 粘り強く投げ込んだ。初回1死一、三塁で、細川に犠飛を打たれ先制点を奪われた。2回から4回までは毎回走者を出す苦しい投球が続いたが、5回以降は安定感を取り戻した。2―1の8回2死一、三塁で走者を残し、マウンドを降りたが初回の1点のみに抑えた。今季全8試合でクオリティースタート(QS=6回以上自責3以下)をマークしている。 海の向こうから刺激を受けている。昨季まで同僚で現カブスの今永の活躍は毎登板チェック。好投後には「ナイピ!」と連絡を取り合い意識を高める。直球とチェンジアップのコンビネーションや直球で空振りを取れる姿は憧れ。「気迫」を前面に出す姿勢を参考とし、「負けたくないし、追いつきたい」と目を輝かせた。 自己最多123球を投じ、リーグトップタイの4勝目もマーク。「エースと言われるような投球ができるよう頑張りたい」。目指す投手像は「先制点を許さない、イニング途中で降板しないことが何年も続くこと」。理想高くその道を極めていく。(内藤 菜月) 【記録メモ】東(D)が7回2/3を6安打1失点で今季4勝目。本拠の横浜では昨年5月18日の広島戦から10連勝。同球場では斎藤雅樹(巨)が84~90年にかけて11連勝したのが最多だが、球団では84~85年の遠藤一彦に並ぶ最多となった。斎藤は11試合のうち6、遠藤は10試合のうち9が先発だが、10試合すべて先発で横浜10連勝は初となる。
報知新聞社