2025年は東京世界陸上イヤー、目指すは「アジア記録」 陸上やり投げ北口榛花が再始動
パリ五輪の陸上女子やり投げ金メダリストの北口榛花(JAL)が14日、東京都内で練習を公開した。この日は軽めの練習で汗を流し「毎シーズン、新しい自分に出合えると思って練習を始めている。どういう自分が出来上がるか楽しみ」と気持ちを新たにした。 1日に再開した練習では、幼少期に競技経験があるバドミントンと水泳に加え、体操競技も取り入れる。筋力向上に比重を置き、序盤は状態が上がらなかった今季の反省を生かし、強みである柔軟性を重視して準備を進めたいという。北口は「料理と一緒。トレーニング強度、つまり火加減を間違えないように、じっくりコトコトやっていけたら」と独特の表現で語った。 来年9月に東京での世界選手権が控えるシーズンは、5月3日のダイヤモンドリーグ(中国)が初戦になる見通し。目標は67メートル98のアジア記録。「どうしても超したい。万全で試合に臨んで条件がそろえば可能だと思っている。それなりに自信がある」と力を込めた。