9月17日は中秋の名月。贈られてうれしい秋のギフトを厳選
「菊」と「月」のWパワーで、美と健康と豊穣を日常に
煌々と世界を照らす中秋の名月、今咲いたばかりの大輪の菊の花――。見立ての美を楽しみつつ、月見酒の酒器としても、先付の器としても活躍するこの猪口は、鹿児島県指定の伝統的工芸品の島津薩摩切子。 鮮やかで澄んだ色が特徴で、特に紅や黄は数年かけて試験を繰り返し、やっとたどり着いた珠玉の色なのだとか。匠の技により、斜めの格子や縦の3本のラインを深く彫ることに加え、十六菊文も中央の交点を色が抜けるまで彫り込み、ひときわ透明感を感じる明るく華やかな印象に仕上がっています。 盃に満月を映しつつ、秋の夜長をゆっくり味わう。大人ならではの贅沢なひとときを大切なひとに、そして自分に贈りたい。 猪口(大) cut18 黄 ¥36,300/島津薩摩切子 島津興業 薩摩ガラス工芸 TEL. 099-247-2111 BY TOMOKO MANO 真野知子 まの ともこ/ 兵庫県出身。手土産など日常的なギフトからハレの日の贈りものまで、多彩なシーンに合わせてギフトを選定。“贈り、贈られることを楽しむ“ ことを大切にして欲しい。そんな思いからマナーよりも、贈り物選びのヒントを提案。テレビ、ラジオなどメディアへの出演、媒体での連載の他、商品企画&アドバイザー、選考委員など多方面で活動中。マガジンハウス「an・an」連載、The PROFESSIONAL WEDDINGほか、プライベートブランド:「ROOM SERVICE」も好評。