山形で「山の恵みの映画たち」開幕 6作品上映、写真展示も
山やそこに関わる人々にまつわる作品を上映する映画祭「山の恵みの映画たち」が22日、山形市のフォーラム山形を会場に24日までの日程で始まった。期間中、登山や釣り、山村の暮らしなどを捉えた国内外の6作品を上映し、関連ゲストを招いたトークも行う。 市民有志の実行委員会と認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭が主催し、4年ぶり5回目。初日はベストセラーが原作の「ある一生」を上映(28日まで上映)した。ロビーや隣接するカフェ・スロージャムには、山岳風景や北インドの人々の写真、ジオラマなども展示している。 23日は黒澤明原作・脚本作「銀嶺(ぎんれい)の果て」、山形との県境にある新潟の山村の生活文化を記録した「越後奥三面 山に生かされた日々」、韓国で大ヒットした「おばあちゃんの家」を上映。24日は登山家・山野井泰史さんを追った「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」とイワナを取り巻く環境を見つめた「ミルクの中のイワナ」を取り上げる。山野井さんや小国町在住のマタギ、監督らがゲストトークで来場する。1作品1500円。キッチンカー販売や古本市もある。