中学生が避難所での生活を疑似体験 秋田・湯沢市 ゲーム通して避難所運営に挑戦 地域一体で防災考える
秋田朝日放送
地震や大雨などの災害にどう立ち向かうか、地域一体で考える取り組みが進んでいます。湯沢市の中学生がグループワークでゲームを行いながら避難所での生活を疑似体験しました。 地域と学校の触れ合いの取り組みの一つとして湯沢市で13日に開かれた防災セミナーには、稲川中学校の全校生徒と地域住民などおよそ200人が参加しました。 グループワーク形式で行われたセミナーは、震度6強の地震が発生し電気・水道・ガスが止まった状況を想定、避難者の性別や年齢などの情報が書かれたカードと、避難所となる学校の平面図を使ってゲーム感覚で行いました。 カード1枚を避難者1人のスペースと仮定して、平面図に並べながら物資の管理や避難者の要望など、限られた時間の中での避難所対応を学びます。チームで相談しながら掲示板に何を書くべきか、避難者の体調や事情を踏まえた避難場所の配置など運営者目線での避難所での生活を疑似体験しました。 日本赤十字社は、地震や水害が起きたときに「自助」と「公助」で命を守ることを知ってもらい、それぞれの地域で災害への備えを進めて欲しいと話しています。
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