ユヴェントスが3季ぶりタイトル獲得もアッレグリ監督は大荒れ…退場処分に意味深発言「強い勝者のチームを残して」 | コッパ・イタリア
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレ グリ監督が、日本時間16日に行われたコッパ・イタリア決勝アタランタ対ユヴェントス戦終了後、自身5度目のタイトル獲得を喜んだ。 【動画】レッドカードを受けたアッレグリ監督は…アタランタ×ユヴェントス|ハイライト
コッパ・イタリア準決勝でMF鎌田大地の所属するラツィオを下して勝ち進んだユヴェントスは、決勝戦で好調のアタランタと対戦。開始直後にエースのドゥシャン・ヴラホヴィッチの得点で先制に成功すると、1-0のリードを守り切り、3年ぶり15回目の優勝を飾った。 ユヴェントスで通算5度目となるイタリア杯のタイトルを獲得し、同大会における最多優勝回数で単独首位に立った指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリが、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューで喜びを語った。 「選手たちのことを思うと非常にうれしい。彼らは良い仕事をしてクラブやファン、そして私に喜びをプレゼントしてくれた。優勝することは決して簡単なことではない。だがそれはユーヴェのDNAに刻まれている。優勝は、このカップの獲得を望んだ選手たちのおかげだ」 シーズン前半戦は、首位インテルとスクデット争いを繰り広げたが、2月初めの直接対決での敗戦をきっかけに調子を落として失速した。だがアッレグリは、チームが目標を達成したことを強調しつつ、選手たちの今後の成長につながる経験になったことを指摘した。 「インテルに負けてから、苦しい3カ月間を過ごした。ボールが鉛のように重たく感じられた。しかしわれわれは、チャンピオンズリーグ(UCL)出場権の獲得、イタリア杯優勝と、やるべきことは全て達成した。チーム全体の勝利だ。ユーヴェにいれば、批判が向けられる。この数か月間は、未来へ向けて成長するうえで、選手たちのためになったと言えるだろう。選手たちには満足している」 ユーヴェに3シーズンぶりのタイトルをもたらしたアッレグリ。だが試合中は主審へ激怒するなどして退場処分を受けたほか、上着やネクタイを脱ぎ捨てていらだちを見せた。試合終了後には、フットボールディレクターのクリスティアーノ・ジュントリ氏を遠ざけるような内紛を匂わす仕草なども見せて、その行動が物議を醸した。 アッレグリは「誰も遠ざけようとしたつもりはない。クラブや関係者をリスペクトしている」と弁明した一方、自身の去就に関して意味深な発言を残した。 「多くの人は、私がユーヴェからいなくなると思っているようだが、もし来シーズン、私がこのチームの指揮官でなくなるとしたら、強い勝者のチームを残していくことになる。選手や監督を変えるかどうかの権限を持つクラブが評価を下すことになるだろう」 試合情報 ボローニャ vs ユヴェントス 試合時間:2024年5月21日(火)日本時間3:45 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ