保険金目当てに叔父を殺害したとされる被告 検察側「人の命を金に換える残忍な犯行」と無期懲役を求刑 弁護側は無罪を主張
RKB毎日放送
福岡県うきは市で保険金目的で叔父を殺害したとされる男の裁判員裁判で、検察側は19日、男に無期懲役を求刑しました。 【写真で見る】6月19日(水) 福岡地方裁判所の廷内 起訴状などによりますと、松成英一郎被告(57)は2021年、うきは市の駐車場で叔父(当時64)を車で何度もひいて殺害し、保険金を騙し取ったとして殺人や詐欺などの罪に問われています。 これまでの裁判で松成被告は、「私は殺害していません。無罪です」と起訴内容を否認しています。 19日の論告求刑で検察側は、「被告は車の事故を装って被害者を殺害し、保険代理店を営む過程で得た知識を悪用した」などと主張。 「人の命を金に換える残忍かつ冷酷な犯行」として無期懲役を求刑しました。 一方、弁護側は「何らかの理由で車が故障し、被害者が事故死した可能性が否定できない」としたうえで、「被告には被害者を殺害する動機がない」として、無罪を主張しました。 判決は今月28日に言い渡されます。
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