しっとりとした風情をたたえるハナショウブ（常盤公園で）

　常盤公園の「しょうぶ苑」で、初夏を彩るハナショウブが咲き始めた。開花時期は例年並み。現在は「宮殿の舞」「春灯」といった早咲きの品種が楽しめ、園内を華やかな雰囲気とほのかな香りで包んでいる。 　同苑の敷地面積は5382平方㍍。薄紫、濃い紫、ピンク、黄色などの花を付ける150品種8万本を植栽している。6月に入ったら苑に水を張り、品種名を記した木製の札を掲げる。花数のピークは6月9日前後の予定。 　宇部市ときわ公園整備課の酒野晃一係長は「苑内のあずまやで、花を眺めながらのんびりする人の姿もよく見掛ける。水面から顔をのぞかせるスイレンとの共演にも注目してもらえれば」と来園を呼び掛けている。