岸田総理への恨みが大爆発…!菅前総理が岸田を潰すために選んだ「次の総理候補の名前」
菅の本命はあの男
菅の手札で「ポスト岸田」最有力候補は国民人気1位の石破であると見られてきた。ところが、情勢が変わりつつある。 「6月6日の北海道新聞で、岸田さんが国会閉会後に内閣改造を検討していると報じられましたが、その目玉が『石破幹事長』だというのです。しかも、石破さん本人もまんざらでもないようで、打診があれば受けるだろうともっぱらの噂。これを聞いた菅さんは『だからアイツはダメなんだよ』と吐き捨てたと言います」(前出・全国紙政治部記者) また石破の党内不人気は相変わらずで、特に旧安倍派からは蛇蝎のごとく嫌われている。
いまも鋭い「菅の政局勘」…
「安倍派の番頭だった萩生田さんは、旧統一教会との関係が明るみに出た際に、地元選挙区の八王子で菅さんに創価学会とのあいだを取り持ってもらったので、菅さんには頭が上がらない。それでも『石破だけは支持できない』と公言しており、菅さんが石破支持にまわるならば、袂を分かつと言われています」(前出・自民党閣僚経験者) 体が衰えても、政局勘は鋭い菅はこうした空気を感じ取り、石破と距離を置き始めたという。 そこで新たに名前が浮上したのが加藤だ。6日の会合も「加藤待望論」を押し出すことが目的だったと見る向きもある。 「加藤さんは総裁選への意欲を公言しており、岸田派幹部たちも『アイツは本気だ』と警戒している。人格温和で敵がおらず、みんなが乗りやすい。安倍派を束ねる萩生田さんと、二階派を束ねる武田さんが担げば、一気に最有力候補になります」(二階派ベテラン議員) 知名度という点では、小泉進次郎の右に出る者はいない。最近では、一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有償で運ぶ「ライドシェア」の全面解禁に向けて活動しており、これに茂木敏充幹事長も賛意を示したことで存在感を見せている。
「進次郎推し」を匂わせながら
「6月12日に『活力ある地方を創る首長の会』の総会が開催され、菅さんと進次郎が並んで挨拶しました。同会は首相だった菅さんを応援するために、'20年に全国の首長で発足した会です。もともとはクローズドで行われていたこの総会が突如、メディアに公開された。菅さんは『進次郎推し』を匂わせて、岸田さんを揺さぶっているのです」(自民党中堅議員) 過去の総裁選で現職総理大臣が負けたのは、'78年の福田赳夫のみ。岸田がいま縋りつくのは、「歴史の因果」である。その因果を菅が断ち切るのか。 手札は十分。どのカードを切ればいいか、菅は9月まで残された時間をたっぷりと使い、情勢を見極めようとしている。 (文中一部敬称略) 「週刊現代」2024年6月22日号より 【つづきを読む】『「もはや限界」…崖っぷちの岸田総理が青ざめた、衝撃の「重大情報」』
週刊現代(講談社)