千葉県にインフル警報発令 基準値2倍以上、流行拡大 子どもや40代の感染多く
千葉県は25日、インフルエンザ警報を発令した。県内の定点医療機関から1週間(16~22日)に報告された1医療機関当たりの患者報告数が、国の警報基準値(30人)の2倍以上の60・03人となり、流行が拡大している。特に20歳未満や40代の感染が多く、県は感染対策の徹底を呼びかけている。 県疾病対策課などによると、1医療機関当たりの患者報告数は前週(24・49人)の約2・4倍。県内の全ての保健所で前週に比べ増加し、報告数が特に多かったのは海匝(96・25人)、君津(87・85人)、習志野(87・47人)。安房を除く15の保健所で警報基準値を上回った。 年齢別では10代未満が最も多く31・3%(報告数3817人)を占め、10代の30・7%(同3739人)、40代の10・5%(同1281人)が続く。 県は対策として、重症化を避けるための予防接種のほか、こまめな手洗いや「咳エチケット」を呼びかけている。