浦和学院のファインプレーに近江打者が拍手 センバツで珍しい光景
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で30日に行われた第94回選抜高校野球大会の準決勝第1試合で、近江の主将・山田陽翔(はると、3年)が自らの打球をファインプレーで捕球した浦和学院の選手に拍手を送る珍しい場面があった。 【浦和学院vs近江 サヨナラの大熱戦を写真で】 0―0の一回2死二塁。4番・山田の打球は浅い左飛に。これを浦和学院の左翼手・三宅流架(るか、3年)がダイビングキャッチした。近江は先取点を逃したが、相手のファインプレーを見届けた山田は拍手を送った。米大リーグでは相手の好守に対して打ち取られた打者がたたえる場面が見られるが、高校野球では珍しいケース。SNS(ネット交流サービス)では「ファインプレーした選手に拍手するのが凄(すご)い」「めちゃくちゃ格好良い」と好感を持つ声が相次いだ。 山田は投げては4試合連続となる先発で、打っては4番打者を務めている。2回戦の聖光学院(福島)戦では勝利した後、校歌を歌い終わった後に聖光学院のベンチに一礼。山田は「スポーツの世界で相手にリスペクトを表したいと思ってやっている」と話していた。【安田光高】 ◇決勝戦もライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では、決勝もライブ中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。