【DEEP KICK】啓斗が逆転の一撃!失神KO勝利で57.5kg新王者に
格闘技イベント『DEEP☆KICK 71』 2024年9月8日(日)大阪・テクスピア大阪 ▼ダブルメインイベント2 DEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R ◯啓斗(ALL-WIN GYM) TKO 3R34秒 レフェリーストップ ●佑典(月心会チーム侍) ※啓斗が-57.5kg第4代王者に 【フォト】強烈なパンチを放つ啓斗 今年6月より開催されたDEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメントの決勝戦が行われ、啓斗と佑典が激突した。両者ともK-1グループのKrushを主戦場とするファイターであり、特に準決勝では共に逆転KOで勝ち上がってきた実力者同士の一戦となった。 試合は1Rから互いに慎重な駆け引きが続いた。啓斗がジャブからストレートへのコンビネーションを狙う一方、佑典は左ストレートと右フックで応戦し、やや優勢に進めた。2Rに入ると、佑典のカウンターの左ストレートがクリーンヒットし、啓斗はダウンを奪われる。しかし、すぐに立ち上がった啓斗は反撃を開始し、左右のフックを振るうも、佑典の堅実なディフェンスに阻まれ、挽回には至らなかった。 3R、判定での勝利が厳しいと判断した啓斗は、KOを狙い積極的に攻撃を仕掛けた。終盤、啓斗はコーナーに追い詰めた佑典に対して、ワンツーを放ち、クリーンヒット。これが決定打となり、佑典はリングに倒れ込み、レフェリーが失神を確認して試合をストップ。啓斗が逆転の一撃で劇的なKO勝利を収め、DEEP☆KICK第4代57.5kg王者の座に輝いた。 試合後、啓斗は「ベルトを手にして本当に嬉しい。何より周りの人が喜んでくれるのが一番」と喜びを語った。また、佑典について「普段からお世話になっている先輩なので、戦いたくはなかったが、対策されていて強かった」と敬意を表した。今後については「K-1ファイターに憧れてK-1の世界に飛び込んだので、KrushやK-1のベルトを狙い、KO勝利を重ねていきたい」と今後の展望を語った。 この劇的な勝利を機に、啓斗のさらなる活躍が期待される。 なお、同大会では他にも3階級でタイトルをかけた試合が行われ、[DEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ 3分3R]では挑戦者の上村雄音(BKジム)が王者KING剛(ROYAL KINGS)を判定3-0で下して王座戴冠。 [DEEP☆KICK-55kgタイトルマッチ]では、挑戦者の中嶋愛樹斗(誠剛館)が暫定王者の真琴(NJKF誠輪ジム)に判定3-0で勝利し新王者に。 また、[DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝]でKING陸斗(ROYAL KINGS)が一樹(Reborn kickboxing gym)を判定3-0で破って王座を獲得した。