鳥取砂丘に高級ホテル「マリオット」、断崖絶壁の国宝の寺で行者体験…ターゲットは訪日富裕層
世界遺産の厳島神社がある広島県の宮島などを含む瀬戸内地域も訪日客には人気だが、高級な宿泊施設が多くないため、富裕層向けの旅行商品を販売するのに苦労している。
訪日外国人客の消費は統計として輸出に計上される。輸出額では自動車に次ぐ規模にまで成長しており、重要性が高まっている。
一方で、国連世界観光機関によると、23年の国際観光収入は日本が9位で、米国やフランスなどに大きく引き離され、アラブ首長国連邦(UAE)やトルコを下回る。政府は30年に消費額15兆円を目指しており、地方に富裕層を誘致できるかどうかが課題となる。