【ターコイズS】充実期迎えたサーマルウインドが重賞初制覇に挑む
ターコイズS サーマルウインド 奥村武調教師 ――前走の信越ステークスは1着でした。レースを振り返ってください。 奥村武調教師(以下、奥):牧場から良い状態で戻してもらって、最近にないくらいの良い仕上がりで臨めました。レースもラクでしたし、良い状態で臨めて良い結果が出たというレースでした。 ――今回ターコイズSを選択した意図は。 奥:この馬は歩様が良くないところがあるので、良い状態のときに使っていこうというスタイルで番組を選んでいますが、今回も馬の調子が良いタイミングでちょうど良いレースがここだったので選択しました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 奥:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。最初は前走の疲れが少しありましたが、ケアしながら立ち上げてもらってしっかり回復出来ましたし、競馬を使える状態になったのでレースの約1ヶ月くらい前に帰厩しました。厩舎にきてからも順調です。 ――12/6(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 奥:北村騎手に乗ってもらって、歩様と気持ちの高ぶりを確認してもらいましたが「これなら問題ありません」と話していました。「馬の気持ちが入り過ぎてしまうから最終追い切りには乗りません」とも話していたので、最終追い切りは厩舎スタッフで行う予定です。 ――条件戦から勝ち星を積み重ねてオープンでも勝利を挙げました。この馬は立派だなと感じるところを教えてください。 奥:元々能力があって良い馬ですが、体質に弱さがあったので大事に使ってきました。それに応えて気持ちが折れることなくここまで頑張ってくれているのは立派だな、と思います。 ――ニュージーランドトロフィー以来となる2度目の重賞挑戦です。意気込みをお願いします。 奥:先ほども話したように馬の調子の良いときに合わせて使うスタイルなので、特に重賞だからと意識する訳ではなくこの馬にとっていつも通りの感じでレースに向かいたいです。
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