AP通信「トランプ氏はインディアナ・ケンタッキー州で、ハリス氏はバーモント州で勝利」
ドナルド・トランプ前大統領が5日(現地時間)に終了した米大統領選挙で共和党支持者が多いインディアナ州とケンタッキー州で勝利すると予測された。ライバル候補のカマラ・ハリス副大統領は民主党支持勢力が明確なバーモント州で勝利するとみられる。 AP通信は独自の出口調査などを総合して3州で勝敗がついたと判断し、独自の調査で15%以上の差が生じた場合に勝者宣言を進めると説明した。現在13-17%ほど開票が進んだインディアナ州とケンタッキー州ではトランプ氏がハリス氏に30%ポイント以上の差でリードしている。 これら3州では米東部時間の午後7時に投票が終了し、特定政党の支持勢力が強いため早期に結論を出したとみられる。 AP通信は「ハリス氏が民主党の拠点バーモント州で勝利した」とし「この地域は過去8回の大統領選挙で民主党候補に票を投じた」と伝えた。 続いてトランプ氏がインディアナ州で勝利したとし「共和党が20年間にわたり州知事を務めてきたインディアナ州はトランプ氏に11人の選挙人団を与えた」と説明した。 またトランプ氏のケンタッキー州での勝利に言及しながら「共和党は1996年に民主党に一度明け渡したが、それ以降のすべての選挙でケンタッキー州を握った」とし「選挙人団8人を追加した」と伝えた。 インディアナ州は11人の選挙人団が、ケンタッキー州は8人の選挙人団がそれぞれ配分されている。人口が少ないバーモント州は選挙人団が3人だ。 これを受け、トランプ氏は現在19人の選挙人団を、ハリス氏は3人の選挙人団をそれぞれ確保したというのが、AP通信の分析だ。 米大統領選挙で勝利するには50州に配分された538人の選挙人団のうち過半の270人を確保しなければならない。