トランプ氏との関係構築「安倍首相に学べ」 G7で後継者の有力候補はメローニ伊首相?
欧州やカナダの首脳は第1次トランプ政権時代、いずれも対米関係に悩まされた。一方、安倍氏が良好な関係を築いたことで、日本外交は存在感を発揮した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は7日、当時を振り返り、安倍氏は「トランプ氏の外国に対する懲罰本能から日本を守った」と評価した。トランプ氏が16年の大統領選に勝利した直後に訪米し、ゴルフを通じて親しい関係を作ったと紹介。「安倍氏の戦略は、トランプ氏の『米国第一』主義による衝動的な攻撃を防ぐための指針になりうる」と記した。
フランス外交誌グラン・コンティナンは、欧州はトランプ次期政権と貿易摩擦を抱える危険があると予想し、「日本から学べることがある」と指摘した。安倍氏がトランプ氏と個人的な関係を強めたことで、日本は懲罰関税の対象にならなかったと振り返った。