イタルガスCEO、東ガスとの協業拡大に意欲-合成メタンなど研究で
(ブルームバーグ): イタリアのガス導管事業者、イタルガスのパオロ・ガロ最高経営責任者(CEO)は27日、東京ガスとの脱炭素化の分野などにおける協業拡大について意欲を示した。
イタルガスは昨年12月に東ガス子会社でガス導管事業を手掛ける東京ガスネットワークと協力協定を締結。これまでの進捗に関する協議などを行うため来日していたガロCEOはブルームバーグとのインタビューで、東ガスネットワークとの今後の協力に当たってはバイオガス、水素、合成メタン(e-メタン)といったグリーンなガスの分野が最も有望と話した。
欧州連合(EU)と日本政府からそれぞれ研究支援を受けるイタルガスと東ガスが協力することで「成功の可能性は2倍になる」とガロCEO。今後数週間、数カ月かけてグリーンなガスの「研究を加速するためにさらなる協力の可能性があるかどうかを議論することになる」と続けた。
--取材協力:Antonio Vanuzzo、Alberto Brambilla.
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Tsuyoshi Inajima, Shoko Oda