「それでも支持?やっぱり不支持?」“疑惑”の知事・斎藤元彦氏を再選させた兵庫県民のホンネ
兵庫県民は「それでも支持する」のか
週刊女性は12月4日、兵庫県に住む18歳以上の男女1000人を対象にネットアンケートを実施。現在も斎藤知事を支持しているのか否か、選択肢を設け、その理由を回答してもらった。結果は、支持するが433人に対し、支持しないは424人と、支持する人がわずかに上回った。 「支持する」と回答した人からは、「斎藤知事が本当にパワハラなどを行ったのか疑問。政策自体はいいと思う」(20歳・女性)、「ちゃんと戦っている。既得権益に負けないで!」(58歳・女性)、「県職員のうまみを削ろうとして、それに反発されているようにしか思えない」(56歳・男性)、「マスコミなどの報道を見ていると、斎藤知事おろしのように感じ、事実かどうかわからない」(57歳・男性)など、利権集団と戦っているとする意見やマスコミ報道を疑問視する声が大多数を占めた。 一方で「支持しない」と回答した人からは、「パワハラに加え、公職選挙法違反も判明して信用できません」(38歳・女性)、「説明を怠っており信用に欠ける」(36歳・女性)、「公益通報者の保護に関する認識に問題があることは否定できず、この点だけでも知事としての資質を欠く」(66歳・男性)、「パワハラがなかったとはいえない。身内や知人が県職員でつらい思いをした人がいる」(52歳・女性)、「県政に多大な停滞が起きて県民は安心して生活できない」(74歳・男性)など、疑惑に関する適切な説明がないことや県政を混乱させた責任から辞職を求める声が。
こうした県民の声について、刑事告発した上脇教授はどう思うのか。話を聞いた。 「ネットの不確かな情報を信じ込んでいる人が大勢いるようですから、今も支持する人が多いのでしょう。先の知事選は異様だったと思います。斎藤知事は選挙で、公約のうち着手した政策と達成した政策の合計が99・8%だと訴えていましたが、ネット上では“達成率が99・8%”とする誤った情報が拡散されました。さらに選挙の論点が、元局長のプライベートに設定されてしまったことや、NHK党の立花孝志氏が斎藤知事を応援するために立候補するなど、とても民主的な選挙とはいえない状況でした」