恒例の「Waのまちもりおかリース展」始まる 心温まる作品の数々楽しんで
公募によって集まったリース作品を展示する「第15回 Waのまちもりおかリース展」が11月27日、岩手県公会堂ギャラリー(盛岡市内丸)で始まった。(盛岡経済新聞) 【写真】青と白のリースにイヌの刺しゅうを飾った「あの選手」をイメージさせるリースも 同展は、岩手県緑化推進委員会盛岡支部や盛岡広域森林組合青年部などで構成する「Waのまちもりおか『絆の輪』プロジェクト」による「Waのまちもりおかリースフェスティバル」の一環として毎年開いている。同イベントでは、市上下水道局が水源保護のために間伐したスギの葉など盛岡のj森林資源を活用して作製した「もりおか森のリース」を市内各所に展示する「Waのまちなか展示」を今月24日から行っている。 リース展は今年も「絆の輪」をテーマに作品を募集。35点の個性豊かなリースが集まった。プロジェクト事務局を務める「ハートフルワークいわて」の江見夏恵さんは「このリース展を1年に1度の楽しみにして作品を送ってくれる作家さんも多い。毎年応募してくれる皆さんは、年々技術がグレードアップしていて驚くばかり」と笑顔で作品を見つめる。 展示では公募作品に、講習会で制作したリースを加えた約50点を展示。ドライフラワーや木の実、香りがあるスパイスなどの植物のほか、毛糸や布、イラストなどを使った作品が集まった。丸い輪の形のリースだけではなく、クマの形やハート形のリース、青と白のリースにイヌの刺しゅうの飾りを付けたリースなどユニークな作品もある。親子や児童センターの手芸グループでの応募など、子どもたちが作るリースも多い。 集まったリースの中から、来場者による一般投票で「リース大賞」を決定。来場者は1人2作品まで選んで投票でき、リース大賞を含めた受賞作品は「深沢紅子 野の花美術館」で12月18日から開かれる「歴代リース展受賞者作品展と深沢紅子野の花美術館選抜展」でも展示される。 江見さんは「一つ一つのリースに作者の思いがぎゅっと詰まっている。すてきな作品を見て、寒い冬でも気持ちだけはほっこり温かくしてもらえたらうれしい。作者の皆さんのコメントを読みながらじっくり楽しんで」と呼びかける。 開催時間は10時~18時(最終日は15時まで)。12月1日まで。投票は11月30日17時まで。「Waのまちなか展示」は12月25日まで。
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