五郎島金時、猛暑の収穫 金沢「出来は良好」
21日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、正午までの最高気温は金沢33・2度、輪島31・9度など9観測地点で30度を超えた。県内に熱中症警戒アラートが出る厳しい暑さの中、金沢市五郎島町では加賀野菜の一つ「五郎島金時」の収穫作業が行われ、生産者が汗を拭いながら丸々と育ったサツマイモを掘り起こした。 五郎島金時はホクホクとした食感と上品な甘さが特徴。JA金沢市によると、今年は梅雨明けの好天に恵まれて形よく育ったという。午後に初出荷され、22日午後にも店頭に並ぶ。 同JA五郎島さつまいも部会の忠村哲二部会長(54)は「出来は良好で、去年を上回る収量も見込める。コロッケやポテトサラダ、焼き芋など何にしてもおいしい」と話した。 22日の県内は曇り時々晴れの見込みで、最高気温は金沢35度、輪島33度を予想している。