神戸U-18、長崎U-18とスコアレスドロー
兵庫ユースサッカーフェスティバルは21日に大会2日目を実施。滝川第二高校グラウンドでヴィッセル神戸U-18とV・ファーレン長崎U-18が対戦した。 【フォトギャラリー】 ヴィッセル神戸U-18 vs V・ファーレン長崎U-18 神戸は今大会の直前に挑んだサニックスカップを9位でフィニッシュ。「見ていて怖くないというか、ボールの流れが予想できる攻撃をしていたので無得点で終える試合が多かった」と安部雄大監督が振り返った通り、ボールを動かして主導権を握りながらも、ゴールに向かっていく試合が少なかったことが課題だったという。 長崎に挑んだこの日も思い通りの試合運びだったとは言い難い。世代別代表の経験を持つFW11森田皇翔(2年)、MF10濱﨑健斗(1年)など主力組が出場した前半は左SBに入ったMF16川井憂翔(2年)や濱崎を交えたビルドアップで前進。「守備の強度も出せるようになってきた。凄く伸びている選手だと思います」と指揮官が評するMF6岩本悠庵(2年)も中盤でのボール奪取から中央を持ち運ぶなどしたが、アタッキングサードを崩し切れない。 前半28分には右サイドを抜け出したFW23大西湊太(1年)のクロスから、FW7吉岡嵐(2年)がボレーシュートを放ったが、長崎のDFがブロック。28分にもDF3茨城陸(2年)の縦フィードから吉岡がDFの背後を抜け出したが、先にGKにキャッチされた。40分には川井が左サイドでドリブルを仕掛けて、シュートまで持ち込んだが、歓喜は生まれずスコアレスのまま前半を終えた。
後半に入ると神戸はDF4山田海斗(2年)を残して、10人を入れ替え。プリンスリーグ関西2部での戦いが予想されるメンバーを中心に挑んだ。後半25分にはDF22西川亜郁(2年)の縦パスからMF39土井口立(中3)が抜け出してシュートを放つなどしたが、前半と比べて長崎にボールを持たれる時間が増えていく。 終盤はMF14岩本悠也(2年)とMF7宇佐川眞央(2年)のダブルボランチに左SBのDF15上戸涼生(1年)を交えてボールを動かした長崎のペースで試合が進み、27分には中央を運んだ宇佐川が左前方に展開。抜け出したFW9宮崎航汰(2年)がゴール前に入れたが、クロスはDFに阻まれた。31分にも宇佐川のシュートをきっかけに連続攻撃を仕掛けたが、得点には至らない。41分には岩本、宮崎、宇佐川とテンポよくパスを繋いでゴール前に入っていったが、シュートは打てずスコアレスドローとなった。 (文・写真=森田将義)