「女優を雑に扱うことに興奮」榊英雄被告、所属女優が餌食になった事務所社長が語る悪辣手口…LINEでは “下着穿くな” の異常
「カメラで撮影することに興奮を覚える。映画監督の性かもしれない。監督と女優という、持ってはいけない関係に背徳感を感じる。女優を雑に扱うことに興奮を覚える」 【画像あり】「下着をつけるな」榊被告の異常なLINE こう供述したのは、映画監督の立場を利用し、20代の女優に性的暴行を加えたとして、2024年5月に準強姦容疑で逮捕された(その後、同容疑で3回逮捕)榊英雄被告だ。10月16日には、追起訴分の公判が東京地裁で開かれ、供述調書が読み上げられた。冒頭の言葉は、そこに記されていたものだ。 本誌は、2022年3月、榊被告による強姦疑惑が報じられた直後に、被害女性と榊被告のやり取りを残したLINEを掲載。榊被告のLINEアイコンには愛娘の写真が使われている一方、被害女性に下着を穿いてこないよう指示するなど、異常な行動が記されていた。 榊に詳しい芸能事務所社長が明かす。 「榊については、事件が明らかになる数年前から悪い噂がありました。榊はワークショップと呼ばれる演技セミナーで何度も講師をしていましたが、そこで若手女優を物色。打ち上げと称する宴会後に、当時、個人事務所のあった赤坂のマンションに連れ込んでいました。 榊の蛮行がなかなか明るみに出なかったのは、榊は手をつけた女優に、必ず、役を与えていたからですね」 事件発覚後、榊被告が監督を務めた映画やテレビドラマに出演したことのある女優のなかに、新たな被害者がいるではないかと噂された。また、別の有名映画監督も同じ疑惑が報じられ、榊被告の盟友とされていた俳優の木下ほうかは活動を休止。現在も復帰できていない。 しかし、先の事務所社長によれば、少なくとも主演・準主演クラスの女優に被害者はいなかっただろうという。 「最近の映画は(複数の企業が出資する)委員会方式で製作されているので、主要な役は企画を作る段階で先に抑えられていることがほとんどです。監督がひとりで決められるようなことはほとんどありません。なので、榊が狙ったのは中小の事務所に所属する若手女優です。 榊が逮捕されるまで、製作会社主催のワークショップがあちこちで開かれていました。事件後、関係者と俳優が1対1になる状況はないと、あらかじめ謳うワークショップが増えました。 逆に言えば、ワークショップを開催する側は、それくらい “身に覚え” があったんです」(前出・事務所社長) 製作が決定している映像作品のワークショップでは、端役のキャスティング選抜をする場合もあったという。 「俳優もアルバイトなどで得た少ない収入から会費を払って参加します。なので、やはり “成果” を欲しがるわけです。こうした若者の心理を悪用して餌にしてきたわけです。 私の事務所に所属する女優も被害を受けました。さらに、うちのコは、榊からほかの女優も紹介しろと迫られたそうです。いまでいう性的 “上納システム” です。2度とこのようなことは起きてほしくないですね」(同) 芸能界はいつになったら浄化されるのか。