『鬼滅の刃』実写化なら…柱らを演じるのは? 妄想キャスト予想(6)この美女なら完璧…難易度の高い重要人物は?
世界的な人気を誇る漫画『鬼滅の刃』。日本人であれば誰しもが一度はタイトルを耳にしたことがあるだろう。2020年には物語の中盤を描く劇場アニメ『無限列車編』がメガヒット。今回は「もし『鬼滅の刃』が実写化されたら?」という仮定に基づき、「柱」など重要人物を妄想キャスティング。選出理由や現実度について解説していく。第6回。(文・タナカシカ)
●栗花落(つゆり)カナヲ
演じるなら、この人! ~久保史緒里~ 炭治郎の「鬼殺隊」の同期のひとりのカナヲ。「鬼殺隊」の最高位剣士である「柱」から、「次期柱」として、直々に柱から弟子として稽古をしてもらえる「継子」という文化がある。 カナヲは胡蝶しのぶとその姉・胡蝶カナエに命を救われ、2人の「継子」として鍛錬を積んでいる。まだ幼いものの、実の両親から酷い扱いを受け、それに耐える過程で精神が崩壊。作中では、炭治郎に「ある日ぷつんと音がして、何も辛くなくなった」と表現している。 その症状はかなり深刻で、話しかけても無視をするか「どうでもいい」と返し、「食べろ」と指示されないかぎり永遠に食事をとることはない。 その後、炭治郎と出会い、「分からなかったらコインを投げて決めればいい」とアドバイスされたことで、柱である宇髄から同僚を庇ったり、瀕死の状態だった炭治郎の隣で騒がしくする善逸や伊之助をたしなめるなど、徐々に感情を取り戻していく。 原作終盤「無限城の戦い」では、恩人かつ師匠である胡蝶しのぶの宿敵である「上弦の二」・童磨相手に、怒りの感情を露わにして激闘を繰り広げた。 無口、無表情、無感情という、演じるキャラクターとして難易度の高い役だが、カナヲ役には、日本を代表するアイドルグループ「乃木坂46」の中心メンバー・久保史緒里をコンバートしたい。 久保は松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』(2023)に出演を果たすなど、現役アイドルながら本格派女優としても活躍の幅を広げている。 『どうする家康』では、徳川家康(松本潤)の嫡男である信康(細田佳央太)の元に嫁いだ、織田信長(岡田准一)の娘・五徳を演じ、織田家と徳川家の両家の間を揺れ動く難役を見事に演じ切った。実際、ネットに目をやると「織田信長の血筋を感じた」、「五徳が怖すぎる」など、久保の演技を絶賛する声は絶えない。 透き通るような白い肌と儚さを感じさせる瞳が印象的な久保。乃木坂46ではしっかり者キャラとしてグループを牽引する存在ではあるが、役者として見せる顔は別物。乃木坂の楽曲ではキレの良いダンスも披露しており、身体能力も十分。じっくりみせる芝居もアクションシーンもしっかりこなしてくれそうだ。
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