【パラダイスS】放牧挟んだロジリオンは順調 得意の東京芝千四で必勝期す
<美浦トレセン> NHKマイルC3着のロジリオンは放牧を挟んで順調に調整されている。「帰厩後の様子を見ても、GⅠを走った疲れを感じない。以前と比べて、体が強くなってきたと思う。条件的には一番いいところだし、しっかり決めて賞金加算したい」と土谷助手。未勝利&クロッカスS勝ちに加え、京王杯2歳S2着と得意の東京芝1400メートルで必勝を期す。 オーキッドロマンスは前走・葵Sで10着と人気を裏切ったが、「速い時計の決着はきつかった。長距離輸送で元気もなかった」と手塚調教師。「走り慣れている左回りと距離。使われていい感じになっているし、(雨で)馬場が悪くなりそうなのもプラス」と巻き返しを期している。 <栗東トレセン> シングザットソングは、3走前の京都牝馬S5着から一戦ごとに着順を上げている。好調な今なら一昨年3月のフィリーズレビュー以来となる勝利を狙える。高野調教師は「いい競馬ができている。もともと秘めた能力が結果につながってきているし、十分に走れていい」と期待を寄せる。 グレイイングリーンは、前走・安土城Sで2着。直線で一旦先頭に立つ見せ場十分の走りだった。同じ距離のリステッドなら好勝負に持ち込めていい。池江調教師は「切れる脚を生かしたい。ベストは1400メートルだと思うし、自分の競馬に徹したい」と話した。