中国企業、９月に急ぎ人民元回帰－米利下げで資金を国外から引き揚げ
（ブルームバーグ）： 中国企業は先月、急ぎ資金を母国に戻した。米連邦準備制度の利下げにより、ドル建て資産のリターンが低下したためだ。
中国が22日発表した公式データによると、本土企業は銀行に対して2021年12月以来最も多くの外貨を９月に売却。ドルなどの外貨を大量に購入していたそれまでの１年間から、大きな転換となった。
この数値はまた、モノの貿易における外貨決済の増加を示しており、人民元の安定性に対する信頼の高まりが見て取れる。証券投資に関係する外貨売りも過去最高水準に達した。
こうした変化はここ数カ月のドル値下がり後に起きた。中国人民銀行（中央銀行）が経済を支援し株式市場を活性化させる一連の措置を発表した後、９月下旬にはオフショア人民元は一段高となり、一時１ドル＝６元台まで元高が進んだ。
原題：China’s Capital Inflow Jumps in September as Firms Shift to Yuan （抜粋）
--取材協力：Ran Li、Chongjing Li.
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