「ベースボール5」がユースオリンピック正式競技に承認…ゴムボールを手で打つ、チームは男女5人以上
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は14日、26年ユースオリンピックで「ベースボール5」が正式競技として承認されたことを受けて声明を発表した。 【動画】ベースボール5をプレーする様子 IOCはプログラムの近代化と合理化を目指しており、その一端として「ベースボール5」が承認されたとWBSCは強調した。 ベースボール5は、2017年に始まった。基本的なルールは野球と同じ。塁間13メートルで、野球(27・431メートル)の約半分。屋内でプレーでき専用球場などは不要。投手はおらず、ゴムボールを打者が自分でトスし、手でバッティングする。“外野”は一、三塁の後方5メートル後方のエリアで、その先のフェンスに打球が到達すればヒットになる。“ファウル”やスライディングがアウトになるのは独特。 一般的な体育館でプレーでき、守備側は5人で各塁上と一二塁間と三遊間に一人ずつ置いて守るのが基本布陣。男女混合の5人制チームで、最大8人の登録選手で構成され、必要な用具も最小限であるため、WBSCは男女平等と若者の魅力を強調する方向性に合致しているとしている。 WBSCのフラッカーリ会長はX(旧ツイッター)で「ダカール・ユースオリンピック2026でベースボール5が採用されることがさらに確定したことを大変うれしく思います。これは、私たちの競技の人気が今後も続く上で極めて重要な瞬間となるでしょう」と投稿している。
報知新聞社