鉛超過の原因は洗浄に使った井戸水の可能性大 県の再検査では超過せず 本郷最終処分場で埋め立て再開を許可 住民の簡易検査では度々超過 広島
中国放送
水質汚染があったとして埋め立てが中止されていた、三原市にある産廃処分場について、広島県は、改善されたとして埋め立ての再開を認めました。 【写真を見る】鉛超過の原因は洗浄に使った井戸水の可能性大 県の再検査では超過せず 本郷最終処分場で埋め立て再開を許可 住民の簡易検査では度々超過 広島 三原市にある本郷最終処分場をめぐっては、県が、水質検査で、処分場内の2か所の浸透水から「鉛とその化合物」が基準値を超えて検出されたとして、先月7日に勧告。事業者に対して埋め立て中止や原因究明などを指導していました。 県によりますと、事業者から「鉛の超過の原因は、排水管の洗浄に使った井戸水に混じっていたにごり成分の可能性が高く、今後は洗浄作業に河川の水を使う」と報告があったということです。 県では、有識者の意見を踏まえて妥当性を確認し、再検査でも基準超過がなかったとして、9月4日付けで埋め立ての再開を認めました。 一方、処分場の排水が流れる水路では、周辺住民による簡易検査で環境基準値の10倍以上の鉛がたびたび確認されていて、近隣の町内会などからも、県に是正を求める要望書が提出されています。県は近く、住民説明会を開催するとしています。
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