済州航空の事故機、15年経過の「B737型」…韓国で101機が運航中
【12月30日 KOREA WAVE】韓国・務安国際空港で29日に事故を起こした済州航空の機体は、運用開始から15年が経過したB737-800型で、国内外の航空会社で広く使用されている機種だった。 航空技術情報システムによると、事故機はB737-800型(登録番号:HL8088)で、2009年に製造され、2017年に済州航空が登録した。 格安航空会社(LCC)である済州航空は、旅客機と貨物機を含め計41機のB737型を単一機種として運用している。そのうちB737-800型は、中・短距離路線で使用される「ナローボディ機」(内部の通路が1つしかないもの)で、国内では101機が運航中だ。同型機を使用している他の航空会社として、ティーウェイ航空(27機)、ジンエアー(19機)、イースター航空(10機)、大韓航空(2機)が挙げられる。 国土交通省は通常、機体が20年を超えると「経年航空機」と見なす。 済州航空は今回の墜落事故を受け、全社員が緊急対応態勢に入ったと発表した。現在、事故の詳細について社内で意見をまとめており、近く公式発表をする。 今回の事故は、済州航空が2005年1月に設立されて以来、初の人身事故となった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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